vol.027 トランスフォーマー

トランスフォーマー
日本のみなさま、こんにちわ。
そしてブラジルのみなさま、こんばんわ。

さて、忙しさにかまけてすっかり更新が滞ってしまいました凸ログですが気付いたら前回から4ヶ月も過ぎていました…。
あと3ヶ月過ぎていたら7ヶ月過ぎるところでした…。

と、そんな猥談はさておき(どの辺がっ?!)
映画トランスフォーマー3がいよいよ日本でも公開になりましたね!
トランスフォーマといえば、ロボットが車や飛行機、電化製品に変身しちゃうアレです。
最初の作品が映画で公開されたのは2007年ですが、実は僕が小学校低学年の頃にアニメで放送されていたんです。
って言っちゃうと年齢バレちゃいますが。
1年2組だったこともバレちゃいますが。
当時の担任が小林先生だったこともバレちゃいますが。
(そんなエスパー要素ないって)

「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」ってタイトルで放送日は、たしか金曜日だったと思います。
木曜日と土曜日の間にあるといわれている金曜日だったと思います。

でもって当時はその変形ロボットのオモチャが発売されていました。
1番人気は主役のコンボイ(映画ではオプティマス)だったでしょうか。
他のキャラクターに比べてお値段もちょっと高めで、僕の当時の微々たるお小遣いでは、とうてい手が届かず何度もショーウィンドウを眺めては、通りかかった紳士から
「欲しいのかい?」と声を掛けられ買って貰えるのを夢見てました。
でも結局紳士は現れないままアニメの放送は終わってしまったのです…。

が、すぐさま第二弾が放送され、登場メンバーは一新したものの途中からコンボイが登場し出したのです。
でもって、それまで大好きなコーラやビックリマンチョコを我慢して貯めていたお小遣いも貯まりだしついにコンボイのオモチャをゲットしたのです!
しかも、その日はちょうどアニメの放送がある金曜日!

家に帰って、さっそくコンボイを箱からだしてテレビに向かいます。
テレビの中でしか会えなかったコンボイが自分の手の中にあるのです。
これはテンション上がりまくりなわけで、うなぎ登りならぬアナゴ登りなわけです。
(後者、いまいちピント来ませんが…)

そして、放送時間までの秒読みカウントダウンも始まるわけです。
5699…5698…5697…
(スタンバイ早すぎっ)

さぁ放送が始まりました。
心なしか、今まで見ていたコンボイよりも親近感を覚えます。
さて、今日はどんな活躍を見せてくれるのかと胸を弾ませていたところ…

 

その日の放送でコンボイが死にました。

 
 
「言葉を無くす」という慣用句はこのときの僕から生まれた言葉です。
翌年から広辞苑に掲載されるようになりました。

僕は溢れ出そうな涙をグッとこらえながら静にコンボイを箱に戻し晩ご飯のアナゴ丼を口に含んだのでした。

 

トランスフォーマー1

Ⓒイラストレーター トツカケイスケ